呼称を捨てたワイン、スーパータスカンのような生き方

こんにちは、Ellenのワイン教室へようこそ。

今日は概論的な話ではなく、最近胸に刺さったイタリアワインの話を共有したいと思います。

その話をする前に、先ず原産地呼称制度について説明しなければいけません。ワイン生産国のほとんどは、ワインの品質を守るために、独自の原産地呼称制度、つまり格付制度のような法律を設けています。

フランスはAOC(下図)、スペインはDO、イタリアはDOP等と、呼び方や、中身が異なりますが、いずれは決まったどこどこの畑でできた◯◯品種のブドウを、どのぐらい使用し、どうゆう製造方法で作られたワインなら、このランクを与えると言ったものです。

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消費者がワインを選ぶときに、この制度を大いに信頼し、高いランクだったらきっと美味しい、値段が張っても当然と納得するのです。故に、生産側にとって、高品質なワインを作っていい値段で販売するためにも、厳しいルールを守るのは大事なことなのです。

イタリアのDOPでは、DOCGが最上位ランクです。決まった地区のみならず、ブドウの品種まで制限を持ち、つまりたとえ指定した地区で生産されたブドウでも、品種が定めのあるものと異なれば、高いランクはもらえないということなのです。高格付を獲得するため、生産者は指定されたブドウをせっせっと畑に植えるのが、容易に想像できます。

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最上位DOCGマークのワイン

そんな中、格付制度を全く無視した変わり者が出てきました。土地の性質を見極め、法で限定された品種にとらわれず、最高品質の味わいを追求したワインを作り始めました。批判の声も多かったが、それらを物ともせず、彼らのまっすぐな信念と高度な醸造技術により、国際品種で高品質なイタリアワインが誕生したのです。

もちろんそのワインはいくら品質が良くても高格付は与えられず、ランクは最下位の「テーブルワイン」です。しかし実力はものを言う世界。低ランクながらも、格付上位も顔負けするほどの高品質はワイン愛好家に認められ、たちまち世界から注目を浴びるようになり、成功を収めました。

イタリアのトスカーナで生産されるこの法に縛られないワインのことを、「スーパータスカン」と呼びます。

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世の中には、スーパータスカンと似たような生き方を選ぶ人がいます。

おとなしく会社員をやっていれば、そこそこの収入そして福利が手に入り、更にうまくいけばエリートサラリーマンなんて呼ばれ、年収はもちろん、社会的信用やステータスまでも手に入ります。

それらを全て捨て、自分のやりたいことをやり、活きたいように活きる人たち、組織に頼らず、自分の信念を貫き、後に実力で成し遂げた事業が世の中に評価され、夢を叶える人がいます。まさに、スーパータスカンのように。

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Ellenは、いつもそんな人が眩しく、羨ましく見えます。そんな眩しい人の後を追うように、理性を欠けた選択をしましが、自分はスーパータスカンになれる自信等、全くありませんw

せめて今は、ワインを飲んで、少しでもあのスーパータスカン様に近づけることを願い、やりべきことをやるのみです。

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なんだかすっかり真面目な話になってしまいました。ワインの世界では、ふか~い話も笑える話もたくさんあって、飽きない!んですよね。

このようないい話、もっとブログや教室でできたらうれしいです。

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