やっほ~、 Ellenのワイン教室へようこそで~す!!
もう6月ですね~☂
東京の緊急事態宣言が解除されたこの頃、皆さんいかがお過ごしですか?
すぐには前の生活に戻る人、もう少し様子見たい人、さまざまだと思いますが、
Ellenは今月引き続き、家でワインを勉強したり、飲んだりする予定ですw
基本的に夜は出歩かない生活なので、解除されてもなくてもそこまで生活は変わることないんですよねwww
さてさて、ここまで続いてきたボルドー五大シャトーシリーズ、
今回はシャトー・ラフィット・ロスチャイルド(ロートシルト)についてです🔔

ラフィットの盛衰
マルゴーの話でも出ましたが、ラフィットと言えば、ルイ15世の愛妾、ポンパドゥール夫人が溺愛したワイン。
ヴェルサイユ宮殿の晩餐会で、「私はラフィットしか飲まない」と宣言したほどです。
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その後押しもあり、ラフィットは「王のワイン」と呼ばれ、名声を確立し、
今となってもなお、「一級中の一級」として不動な地位を維持しているんですね。
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しかし、そんなラフィットでも、あの害虫フィロキセラの被害から逃れることはできませんでした。
ぶどう畑は全滅!! さらに戦乱による不況!!!ドイツ軍の略奪!!!!!
ラフィットは苦難の時代を迎えることになりました。

しかし、当時ラフィットのオーナーは、金融業界のトッププレーヤーであるロスチャイルド家。
彼の財力によって、1945年の終戦以降、シャトーの立て直しを一早く図り、名声の回復に努めました。
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とはいえ、70年代のボルドーワインは不作により、ラフィットでさえも「水っぽい」と不評を浴びることもありました。
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品質が著しく改善されたのは、1982のこと。各ワイン評論家から、ラフィットのスランプは終わったと宣言し、
ワインの骨格の強さ、濃縮さが評価されるようになりました。
余談ですが、ワインの世界の面白さってお金があればいいというものではないところにもあります。
例えばあなたがお金ならいくらでもある人でも、知識がなければ、70年代以前のワインを
名門ラフィットだから、と言って破格な値段で購入したとします。
ワクワクしながら飲んでみると、もしかしたらがっかりする結果になりますね。
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お金ではなく、知識や知見も必要とする、ワインの世界w
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ラフィットのセカンドラベル
そんなラフィット、実は日本の高度経済成長期にも便乗し、高級ワインの代名詞となるほど名を轟かせています。
気になるお値段はいくらだと思いますか?
10万以上は確実です!!
実はEllenは知り合いの紹介でラフィットの試飲会に参加してことがあって
そこでラフィットも含め5種類テースティングし、参加費は1万5千円でした。
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た、たかい!!!
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それでもあのラフィットが飲める!のは大変貴重な経験♡♡♡
思わず頑張ってしまいました!!!



お花の香りがとても印象的、どこまで華やかなんだろ~
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濃厚な果実味に緻密なタンニン!!いつまでも続く余韻!!
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これが10万の味ね~~~~w

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でも実はラフィットのセカンドラベルも十二分に素晴らしいんですよ。
セカンドの方が好きという方もいると伺いました。
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CARRUADES DE LAFITE
カリュアド・ド・ラフィット

そう、このセカンドはファーストと同じぐらい丁寧に造られる極上の一本なのです。
名前の由来は1845年のラフィットが新たに購入した畑「CARRUADES カルーデス」由来とされています。
お値段は約3.5万円とまっったく安くないのですが、それだけラフィットの本気さが伝わってきます。
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ファーストラベルより、少し酸味があるエレガントな容姿。
ラフィットに負けないぐらい高貴な香りでした。

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