Good Morning!!!
Ellenのワイン教室へようこそ!!
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五大シャトーシリーズも今回でいよいよ最終回です。
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最後は私の大好きな、シャトー・オー・ブリオンの話です。
なぜ好きかというと、実際オー・ブリオンに行ったことがあり、
その時の対応が神だったんです!!!!

当時シャトー・オー・ブリオンは、ホームページから予約すれば訪問することができ、
訪問に一切の面倒な手続きがなく、シャトーのガイドさんがシャトーの醸造所、地下貯蔵所、畑などに
細かく案内してくれます。
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それだけでもありがたいのに、なんと最後に、貴賓室まで案内され、
シャトー・オー・ブリオン、そしてシャトーが所有するシャトー・ミッション・オーブリオンを
試飲をさせてくれます。
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この試飲、なんと、タダなんです!!!!!
飲んだあとに、請求されるのではないかとドキドキしていましたが、
なにもなし!
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もちろん、ボトルを買ってとかの変な勧誘もありません!(あるわけないよねw)
すべてタダ!!!
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ど、どんだけ太っ腹なんだ!! 正に王者の風貌!!!
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その時から、私の中のNo.1は、シャトー・オー・ブリオンになったのです♡(笑)
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ああ、ついつい熱くなりすぎてしまいました(;’∀’)
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えへん、え~と、今回も歴史の話から入りたいと思います。
オー・ブリオンの歴史
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1855年メドックの格付制度ですが、唯一審査対象のメドック地区ではない、
グラーヴ地区から1級に選ばれたシャトーがあります。
それがシャトー・オー・ブリオン。

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1500年という醸造歴史を有するオー・ブリオンは、
ヨーロッパ特にイギリスでその名声を広めていたことから、
例外として認めたものです。
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五大シャトーはどちらかというと、若い時とても飲めない印象ですが、
オー・ブリオンはグラーブ地方の土壌の関係で、
柔らかくシルキーで若い時から親しみやすいと言われています。
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また、オー・ブリオンは特にイギリスで人気が高く、
1661年イギリスの王室ディナーで169本のオーブリオンをサーブされた記録が残っています。
そんな古い時代から今となっても、オーブリオンはイギリスのワイン評論家から高い評価を受けています。
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しかし、そんなオー・ブリオンもずっと順風満帆ではありません。
フランス革命で当時のオーナーが処刑された後、
所有者が定まらず転々とオーナーチェンジする苦難の時代がありました。
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1935年ニューヨークの銀行家クラレンス・ディロン氏がシャトーを購入したことがきっかけで、
安定期を迎え、その孫娘ジョアンがシャトーを引き継ぎ、
現在はジョアンの息子であるロベール氏がオーナーを務めています。

アメリカ人の経営者だから、訪問者をフレンドリーに迎えるのでしょうか。
と勝手にEllenは想像しちゃいましたw
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オー・ブリオンは赤ワインだけではない
メドックの格付制度は赤ワインのみを対象にしているが、
オー・ブリオンは上質な白ワインも生産しています。
「シャトー・オー・ブリオン・ブラン」です
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グラーヴ地区はメドック地区より気温が2,3度高く、
白ブドウのセミヨンやソーヴィニヨンブランに適した環境でもあります。
この白ワインはパーカーポイントの高得点を毎年得ていますが、生産量がわずか450~650ケースと非常に少ない。
そのため、市場に出回ることが少なく、オークションで高値で取引される人気高い白ワインの一つです。
まさに、死ぬまでに飲んでみたい白ワインですね~
オー・ブリオンのセカンド
オー・ブリオンの赤の平均価格約7万、白の方が高く10万ほどはします。
赤は若い時から楽しめると言いますが、非常に濃縮していることは確かで、
早めの抜栓や、ディキャンタージュが欠かせません。
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複雑な香りと味わい、長く響き渡るパワフルな余韻が楽しめます。
でも高い!!
そんなオー・ブリオンのセカンドラベルは約1.5万円と、
五大シャトーの中では比較的に良心的な値段ではないでしょうか。
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LE CLARENCE D HAUT-BRION レ・クラレンス・ド・オーブリオン

オーブリオンのセカンドワインは17世紀から造られていたとされ、生産が最も古い。
ファーストと同じ畑で取れた基準に満たないブドウを有効活用し、
そのクオリティはロバート・パーカーも絶賛しているほどです。
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機会があれば、ぜひ飲んでみたいですね!!!

五大シャトーについては今回で終わりですが、ボルドーは五大シャトーのみではありません。
2級~5級でも素晴らしいシャトーがたくさんありますし、右岸と呼ばれるサン・テミリオンやポムロール地区
でも伝説なシャトーがたくさんあります。
次は日本で人気の高いシャトーや、コスパのよいシャトーなどについて書きたいと思います♡
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