こんにちは、早く安心して電車が乗りたいEllenです~
今日もEllenのワイン教室へようこそ♡
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五大シャトーシリーズが終わってなんとなく寂しい気持ちになっちゃいました…
な~んてことはありません!!
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だって、五大以外でも、ボルドーでは話題のワイナリーが数えきれないほどあるから
ボルドーの左岸と右岸のあの気になるシャトーについて順次お話したいと思います。
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先ずはタイトル通り、格付け3級のシャトー カロン・セギュールです。
価格約1.5万

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どこかで見たことあるこのハートマークのワイン。
バレンタインや結婚記念日などですっかり定番となっているのが、このカロンセギュール。
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とはいい、1.5万円もするので、なかなかバブリーな感じはしますねw
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なぜハートなのか?
それはこのシャトーをこよなく愛したかつてのオーナー、セギュール伯爵由来です。
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セギュール伯爵ってどっかで聞いたことある気がしませんか?
そうそう、18世紀にラトゥールやラフィットなど、名だたるシャトーを所有していた方で、
以前のブログでも紹介した同一人物です。
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そんな彼が何よりも欲しがっていたのが当時の「カロン」と呼ばれるシャトーでした。
念願のカロンを入手した後、自身の名前を加えて改名し、今の「カロン・セギュール」となったのです。
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なるほど、カロンに対するなにか特別な感情があるわけですね。

のちに伯爵は所有していたシャトーを次々と手放すことになるが、
カロン・セギュールだけは最後まで手元に残し、
「ラトゥールでもワインを造っていたが、私の心はカロン・セギュールにある」という熱い言葉さえ残しています。
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そんなシャトーに対する伯爵の愛情をハートマークに託し、ラベルに描いたと言われています。

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まるで本命の恋人に対する変わらぬ愛情のようで
なんか、ちょっと泣けてくるね
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実はその後も、ヨーロッパの名家ガスクトン家がシャトーを長きにわたり守り続けましたが、
2012年にフランスの大手保険会社により買収されてしまいました。
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でもそれは決して悪いことではなく、
買収後20ミリオンユーロをかけて設備更新やブドウの植え替えを行い、
品質が劇的に向上し、今やメドック格付け3級の中ではトップに筆頭するまで飛躍しているそうです。
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以前Ellenが飲んだのは残念ながら2012年よりも前のビンテージでした。
確かにおいしいけど、なんでしょ~
印象に残らないというか、これじゃなくてもいいというか…笑
2012年品質改善後のものをいつか飲めるのを楽しみにしています。
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